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PS3 戦国BASARA4 スペシャルパッケージ 劇場版 戦国BASARA-TheLastParty-公式イラスト集 弐 ゲーム・ムック発売日:7月24日/10月10日 1、PlayStation 3専用ソフト「戦国BASARA4」 2、戦国BASARA4 プレイヤー武将全解放&特別衣装9種セット プロダクトコード 3、スペシャル映像DVD『戦国BASARA4』オリジナル編集の特別映像が収録されたDVD。 以上3つのアイテムを三方背スリーブケースに封入。 2010年7月放送開始。戦国BASARAの続編。2011年10月5日Blu-rayBOX発売。劇場版に劇場版 戦国BASARA -The Last Party-がある。 http //www.sengokubasara.tv/ 監督 野村和也 原作 CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ) シリーズ構成 むとうやすゆき キャラクター原案 土林誠(CAPCOM) キャラクターデザイン・総作画監督 大久保徹 美術監督 高峯義人 美術設定 成田偉保 色彩設計 佐藤真由美、広瀬いづみ 3D監督 佐藤敦 撮影監督 大庭直之 特殊効果 村上正博 編集 今井大介 音響監督 岩浪美和 音楽 澤野弘之 アニメーション制作 Production I.G 脚本 むとうやすゆき 絵コンテ 野村和也 拙者五郎 萩原弘光 徳土大介 黒柳トシマサ 板垣伸 鏑木ひろ 江崎慎平 亀井幹太 演出 野村和也 拙者五郎 浅野恭司 徳土大介 黒柳トシマサ 板垣伸 木村延景 江崎慎平 安藤健 萩原弘光 宇井良和 作画監督 大久保徹 千葉崇明 荻野宏之 飯島弘也 徳野悠我 太田恵子 手塚響平 田中春香 片桐貴悠 頂真司 京極義昭 浅野恭司 矢向宏志 中村純子 石井明治 中村光宣 堀内博之 長谷川和世 秋山一則 萩原弘光 鶴田仁美 桑名郁朗 ■関連タイトル 戦国BASARA弐 Blu-ray BOX【初回限定生産限定版】 DVD「バサラ祭2013 ~春の陣~」 DVD「バサラ祭2012~夏の陣~」 戦国BASARA ANIME BEST DVD付 公式ガイドブック TVアニメ戦国BASARA弐激闘全書 TVアニメ戦国BASARA弐 脚本全集 TVアニメーション「戦国BASARA弐」音楽絵巻 弐 ~乱世、再び!~ TVアニメーション「戦国BASARA弐」戦国トラベルナビ~奥州編~ 戦国BASARA 5周年メモリアルワークス ロマンアルバム TVアニメ戦国BASARAシリーズ公式イラスト集 TVアニメ戦国BASARAシリーズ 原画集 バサラ祭2010~春の陣~ ねんどろいど 真田幸村 フィギュア・ホビー:戦国BASARA 原作ゲーム PS2 戦国BASARA 2 Best Price!
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【作品名】戦国BASARA 真田幸村伝 【ジャンル】ゲーム 【名前】毛利元就(BASARA) 【属性】光 詭計智将 オクラ 【年齢】118歳 【長所】史実ガン無視なゲームのおかげでこんな年齢に 【短所】こんなネタでしかないのでも一応BASARAの中では史実寄りのゲームという事実 【備考】大坂夏の陣でも生存、出陣しているのでこの年齢になってしまう vol.8
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ザビー ザビザビザビザビザビザビザー♪ ザビー:ザビー城 ワタシのラブゲートが! ザビー:ザビー城 開門時
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戦国BASARA ダブルパック カプコン 2007/7/19 PS2 戦国BASARAと戦国BASARA2のセット物 ファン向けの特典DVDディスクが付いている
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289 :名無したんはエロカワイイ:2007/04/07(土) 19 38 34 ID vceKI80s BASARA in 空港 空港の展望台で腕を組み仁王立ちするお館様 お館様のそばで同じように立つが、実は100円の望遠鏡が気になる幸村 二人の荷物が大きすぎて預かってくれず、本気で困惑する佐助 スチュワーデスと楽しそうに話しまくる慶次 英語表記の看板を大声で読み上げる政宗 小十郎「恥ずかしいからおやめください」 神速で搭乗手続きを済ませた謙信 とりあえず厚着するかすが 既に救命胴衣装備の氏政 ボディランゲージで飲み物を頼もうとする小太郎 離陸までビクビクしていたが、離陸後はふんぞり返る元親 窓際の席にしてもらうよう計らう元就 機内で玩具をもらい、素直に喜ぶいつき 機内で玩具をもらい、トイレに流す蘭丸 顕如とザビーの間の席になる濃姫 着陸の衝撃が内心怖い信長様 長政「安い席は悪だ!」 お市「長政様が安い席なのはチケットを買うのが遅れた市のせい…」 タイミング悪く離陸後に体調が悪化する半兵衛 秀吉「誰かこの中に医者はおらぬか!」 人目を気にせずイチャつきまくる利家とまつ 妙に飛行機慣れしているザビー 機内食の天ぷらにあたる家康 忠勝:おやすみ形態 リクライニングを限界まで倒して腹筋を始める顕如 流行だという萌えノベルスを濃姫に見せびらかす今川 離陸前にも関わらず絡み酒モードの島津 コックピットに入ろうとして止められる武蔵 手荷物検査で黄泉がえりの香が引っかかる光秀
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戦国BASARA2 【せんごくばさらつー】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション2 発売・開発元 カプコン 発売日 2006年7月27日 定価 7,329円 プレイ人数 1人 レーティング CERO B(12才以上対象) 配信 ゲームアーカイブス 2013年7月17日/823円 判定 良作 バカゲー 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 咲いて、暴れて、戦国乱世! 概要 戦国時代を舞台としながらもそのぶっ飛んだ設定と爽快なアクションで話題になった『戦国BASARA』の続編。 前作の方向性を受け継ぎつつ、システム、キャラクター両面での進化を果たしている。 特徴 新たにセレクトボタンで発動する「挑発」が追加された。武将が隙だらけのポーズを取り、ポーズが終了すると周りの敵兵の数に応じてバサラゲージが回復する。 戦極ドライブの追加 敵を100体倒す度に戦極ドライブゲージが溜まり、戦極ドライブを任意で発動できるようになる。戦極ドライブを発動すると一定時間強化状態になる。 発動中は通常技の攻撃速度上昇、被ダメージ1/4かつスーパーアーマー状態となり、体力が尽きても討死にすることはない。また、戦極ドライブ発動中のバサラ技は強化版の「究極バサラ技」となり、モーションこそ通常版と同様だか威力が上昇する。戦極ドライブゲージは最大3段階まで溜めることが可能。段階が進むごとに発動時間が延び、究極バサラ技の威力も更に上昇する。 装備システム 武将専用の「武器」、全武将共通「装飾品」に加え、今作では新たに武将毎の「防具」が追加された。また、今作ではキャラのレベルアップにつれて、アイテムを最大5個まで装備できるようになった。 前作では特定のアイテムを3個組み合わせることでのみ効果を発揮する物が多く存在していたが、本作では全てのアイテムが単独で効果が発動する物に変更された。また、アイテムの一部は特定の個数を装備することによってさらなる効果が発揮される物も存在する。 前作では特定のキャラクターのみに存在していた「固有アイテム」が全プレイアブルキャラクターに実装された。 また特定のアイテムには「レベル」の概念が存在する。戦場で同種のアイテムを獲得した際レベルアップして性能が向上することがある。 小判およびバサラフィーバー・バサラ屋の追加 攻撃の連続ヒット数が増えるほど、敵撃破時に小判を多く獲得できるようになった。 これに加えて、ヒット数が500を超えると一定時間「バサラフィーバー」状態に移行する。 「バサラフィーバー」状態では攻撃ヒット時や敵の撃破時に大量の小判を獲得出来る他、攻撃が途切れてもカウントがリセットされない、連続ヒット数の増加、発動するとつづら等のアイテムが出現など、恩恵も非常に多い。本作ではフィーバーの活用が鍵になる。 積極的にフィーバー発動させたい狙いがあるのか、本作ではヒット数上昇系の装備が多く登場している。 戦場で小判を獲得し、バサラ屋というショップで金額を支払うことでキャラの装備品を購入したり、キャラの能力を成長させられるようになった。 さらに前作では戦利品開封時で所持している物より下位レベルor重複していたアイテムは自動的に破棄されていたが、本作ではそれらが全てバサラ屋に売却され、経験値と小判に換算される様になった。 キャラクターの追加 新規キャラクターとして「前田慶次」「豊臣秀吉(*1)」「竹中半兵衛」「宮本武蔵(*2)」が追加。 また前作で人気のあったCPUキャラ、「毛利元就(武器と属性は変更)」「長曾我部元親」がプレイアブルキャラとして参戦。 CPU専用武将も「片倉小十郎」「浅井長政」「お市」等が追加されている。 ゲームモードは「ストーリー」「天下統一」「自由合戦」「大武闘会」の4つ。オプションなどは割愛。 「ストーリー」は前作になかったモードである。各キャラクター毎に固定の5~6ステージを物語を追うようにプレイしていく。 各キャラクターのステージ4ではそのキャラの固有アイテムが手に入る。前作にも一部のキャラに存在したが、今回は全員に用意されている。 「天下統一」は前作同様、各キャラクターの拠点からスタートし、隣接する国を攻め滅ぼして最終的に天下統一を目指すモード。 新要素として特定条件を満たすともらえる「称号」が追加されている。単なるやりこみではなく、これを集めることで入手できるアイテムや隠し要素もある。 「自由合戦」は文字通りクリア済みのステージを自由に選んで遊べる。相手の武将と同じキャラを選んでも問題はない。 「大武闘会」も新しく追加されたモード。全100ステージを連続でクリアし、莫大な経験値獲得、最強武器と防具を目指す。 10ステージごとにセーブとリタイアが可能。リタイアするとそこまでで得た経験値をもらうことができる。しかし、後半のステージほど1ステージごとにもらえる経験値は大きいので、できればリタイアなしでクリアしたいところ。 各キャラに「衣装其の弐」が追加された。キャラクター性能はそのままに、外見だけを変化させられる。 前作にあったバサラゲージ消費の固有技はなくなっている。 バサラゲージが2本ストックできる仕様はオミットされ、全体的にバサラゲージの最大値が上昇し、溜まりにくくなった。 前作から新たにガードブレイクをさせやすくなる光、属性発動時に敵を引き寄せる風属性が追加された 闇属性武器の効果が「攻撃時に体力を消費するが雑魚敵に攻撃を当てると体力を吸収する」から「敵に攻撃を当てると確率で体力を吸収する」という効果に変更された。 評価点 バカバカしさとシリアスさが同居した独特の世界観。 これは前作から変わっていないが、今回はストーリーモードが追加されたことにより各キャラクターの個性がより深く表現されている。 バカなキャラクターとしては… 「まつ」は伝説の食材を求めて全国津々浦々を旅して回る。他のキャラクターと比べると極めて異質である。その結末は…。 「ザビー」はすでに存在そのものがネタなキャラであるが、今回は「ザビ」つながりでギレン・ザビばりの演説をこなした後、信者を求めて各地を荒らす布教して回ることになる。特に新規信者の毛利元就のキャラクター崩壊っぷりは有名(*3)。 逆にシリアスに寄っているキャラもいる。 「濃姫」は極北の地で「本能寺襲撃」の報を聞く。夫の元へと駆け急ぐが、その前には様々な障害が立ちふさがる。そしてついに明智光秀と対峙するが…。 「いつき」は織田軍の襲撃を受け、燃え上がる自分の村を守る為に必死に抵抗するも、「興が覚めた」という理由で相手にすらされない。もはやなにも信じられなくなったいつきだが各地の侍と戦っていく中で変わってゆく。 CPU専用キャラもなかなか濃く、ステージの盛り上げに一役買っている。 前作から続投の「北条氏政」「今川義元」「徳川家康」はもちろんのこと、ヤクザな見た目の政宗の右腕「片倉小十朗」に、ダークな「お市」と堅物でどこか基準のずれた己なりの正義を盲信する「浅井長政」の正反対な夫妻や、筋肉軍団を率いる破戒僧の「本願寺顕如」に無口な用心棒「風魔小太郎」など、プレイヤーキャラ以上にアクの強いメンツが揃っている。特に「片倉小十朗」はCPU専用にもかかわらず人気を獲得した。 ただ無茶な設定にするだけではなく、史実を踏まえた上で意図的に曲解しているのもポイント。元の史実を知っているとツッコミどころがより一層激しくなる(*4)。 例えば本作登場の豊臣秀吉は「猿」と呼ばれた小柄な男ではなく、同じサル目だからと言う理由で「ゴリラ」をモチーフにした巨漢として登場する(*5)(*6)。加えて北斗の拳のラオウのパロディまで加える魔改造。 キャラだけではなく、ステージにも史実に纏わるギミック・エピソードが多数揃えられている。特に、竹中半兵衛のステージ・稲葉山城に登場する「一夜城」は、誰しもが爆笑したことだろう。 どのキャラも人気の高い大物声優が担当。特に織田信長役の若本規夫氏(*7)や真田幸村役の保志総一朗氏(*8)などはイメージによく合っておりハマリ役と言われる。 なお、アニメ版も全く同じキャスティングである。深夜放送、かつ非全国放送にもかかわらず大物声優がゴロゴロ出演するので事情を知らない人はかなり驚いたとか。 ちなみに、あまり知られていないことだが敵兵士の役として小野大輔氏が出演していたりもする。 また前作からのプレイアブルキャラクターのうち既存キャラのコンパチだったキャラは攻撃モーションの書き直しと固有・BASARA技の変更が施され、ほぼ別キャラとも言うべき性能に。ただしNPCキャラは前作同様にコンパチ。 前作のコンパチキャラのうち「まつ」は属性が新しく登場した風属性に変更、動物を駆使した固有技とバサラ技を獲得。いわゆるストライカー戦法を主体とするキャラクターへ。「かすが」は苦無とワイヤーを使った独特なキャラクターに変更。同じ忍者キャラである猿飛佐助との差別化に成功した。 さらに個性的になった登場軍。 前作における各軍のモブキャラクターは衣装の使い回しが多く良くも悪くも個性的とは言えなかった。しかし、本作では衣装や攻撃モーションから各軍の差別化が顕著に見られる様になった。 例えばシリーズ主役格の「伊達軍」の場合は一般兵の姿がリーゼントやマスクといったたたずまいで、プレイヤーを囲むと威嚇するような態度見せたりと「不良」のイメージを徹底的に固めている。本作の主役である前田慶次率いる「京都花街組」は祭りと酒が入ったテンションで異常に強くなる(*9)といった具合。 また、登場軍のうち「ザビー教」と「いつき一揆衆」の場合は発売前にモブ武将の名前を一般公募する企画も存在していた。 モブ武将でありながら登場シーンが挿入される上杉軍の直江兼続。無敵を連呼するだけのキャラだがモブらしからぬ存在感と演じる伊丸岡篤氏の熱演から妙な人気があり後のシリーズにもネタ成分を増やして登場する事になった。 この他にも戦隊ヒーローを思わせる五本槍も登場。登場シーン後にも名乗りを挙げたり、倒される寸前に必殺技を出してそのまま爆散するシュールな演出が多い。 爽快感溢れるアクション。 なんといってもヒット数過剰なのが面白い。500ヒットぐらいなら適当に武器を振り回しているだけでも達成可能。装備を吟味し、かつそれなりの腕前があれば10000や20000ヒット、極めればカンストの99999も叩き出せる。 ヒット数が増えると獲得できる小判が増えていくので、成立させる意義はちゃんとある。小判が舞い散る様は非常に爽快。 また、純粋な攻略においてもバサラフィーバー中は攻撃力が上昇するため、小判抜きでも狙う意義はきちんと存在する。 ヒット数を主軸に置くことにより、無双ゲーで問題になっていた高難易度で敵が固くなって爽快感に欠けてしまうというデメリットが、敵が死ににくくなってヒット数を稼ぎやすくなるというメリットに昇華させることで解消している。それでもボスは固いが。 カプコン製のアクションゲームにしては珍しく難易度はかなり低い。隠し難易度「究極」でもそれなりに成長させたキャラを使えば初心者でも十分突破できるレベル。 スタッフのインタビューでは「アクションゲームが苦手な人でもプレイしやすいように、ジャンプをしなくてもクリアできるようにステージ作りを行っており、アクションゲームを多く手掛けているカプコンだからこそ、難易度を低めに抑えながら開発するのは難しかった」という旨の発言がある。 しかし、装備品を変えることで難易度を大幅に上げることが可能。以下難易度を上げるアイテム一例。 愚か者の法…与ダメージ1.5倍、被ダメージ3倍化。敵も自分もすさまじい勢いで傷ついていくため、やられる前にやれを徹底する必要がある。 上杉の塩…敵の体力が2倍になる。一見メリットがないように見えるが「死ににくい」のでより大量のコンボを叩き込めるようになる。 呪いの隠し剣…ヒット数が+1、つまり2倍になるが被ダメージが3倍になる。また上位アイテムに「呪滅の隠し剣」がある。こちらはヒット数+2だが被ダメージはなんと5倍である。一撃ももらわないようにプレイする必要がある。 面白いのは、こういった縛りアイテムでのプレイにきちんと明確なメリットが設けられていること。このため「初心者でもクリアは容易だが、上級者は縛りプレイで荒稼ぎ」という住み分けを果たした。 ネタアイテムが非常に豊富。 前作に続き、全キャラクターに「お楽しみ武器(第七武器)」という奇天烈な見た目をした武器が用意されている(*10)。 前作の武器に加え、ほうき、ゲームディスク、チョコバナナなど、相変わらず完全にネタに走ったものばかりであり、シリアス系武将がこう言った武器を振り回す様は爆笑もの。しかし見た目に反してハイスペックで、「難しい」クリア後に金さえあれば購入可能なので難易度「究極」がクリアできない人に対する救済措置になっている。奇天烈な見た目に敵が油断して弱体化するのだろうか。 残念ながら(?)、今作はこれらネタ武器を上回る真面目な「第八武器」が登場した事で若干インパクトは薄れたが、それでもこのぶっ飛びぶりは他の追随を許さない。 装備アイテムの方にも、よくわからないものが多数潜んでたりする。 熱唱びわ…前作で好評だった「ステージBGMがOPテーマに変化するだけ」のアイテム。『マリオストーリー』のピッキョローン並みに役に立たないが、称号はもらえる。更に今作ではEDテーマを流せる「熱唱こと」と自キャラのテーマを流せる「つづみ」が追加された。 四番の櫂…攻撃がヒットした相手を大きく吹き飛ばすので、飛び過ぎてコンボが続かない。上位アイテムに「王将の奇跡」があるがこちらは更に吹っ飛び距離が上がって更にナンセンスに! ごますり棒…前作に続いて登場。合戦中、味方がごまをすった発言をしてくれるようになるだけのアイテム。先の熱唱シリーズと同じく、称号以外では役立たずなアイテム代表である。 + ちなみにどんな発言をしてくれるかというと… http //www.nicovideo.jp/watch/sm4468529 その他前作からの改善点 前作ではゲージ仕様の関係で100以上のヒット数は無意味な物と化していたが、小判システムやバサラフィーバーが導入された関係でそれが解消され、上記の爽快感に繋がっている。 装備可能アイテム枠が5個に増えた事や防具の登場による防御力の独立、全アイテムが単独で効果発動といったことによって、カスタマイズの自由度が大幅に向上。 前作では特定のアイテム効果に依存していたキャラクター達も装備アイテム周りの仕様変更により、様々な戦い方が出来る様になった。 前作では効果がボスに対して無効になる関係でリスキーな戦い方を強いられていた闇属性武器も効果が変更されたことによって扱いやすくなった。 賛否両論点 OP主題歌について OP主題歌である「HIGH and MIGHTY COLOR」の『DIVE into YOURSELF』だが、『戦国BASARA』の世界観に合っていないという声が一部で聞かれる。これは前作OP ED主題歌だったT.M.Revolutionの『crosswise』があまりにも作品にマッチングしていた事も大きいだろう。 その影響かは不明だが、以降の『戦国BASARA』シリーズでは大半の作品でT.M.Revolution、或いはT.M.Revolutionの西川貴教氏がボーカルを務める「abingdon boys school」がOPを手がけており、ゲーム作品で言えば本作はシリーズで唯一西川氏がOPを歌っていない作品となる。 PS2版以外では版権の事情か他の曲に差し替えられている。 その一方で伴都美子氏の唄うED『Brave』は評価されている。また、『DIVE into YOURSELF』も「シリーズの主題歌としてはともかく、慶次のテーマソングとしては合っている」という意見は多い。 問題点 他社シリーズとの関連性など企業問題についてはこの記事では扱わない。ゲーム自体の問題点のみを挙げていく。 主人公キャラ、「前田慶次」の残念な扱い。 漫画「花の慶次」などのイメージに近い「喧嘩と祭りが大好きな傾奇者(だが殺しはしない)」という比較的典型的な慶次像なのだが、「伊達政宗が英語を喋り、真田幸村が武田信玄と殴り愛、織田信長が巨大化して城を破壊し、本多忠勝に至ってはどこからどうみても某機動戦士」という世界観にあってはこの程度の傾き方は常識レベルなのであった。 ストーリーにおいても空気の読めない発言が目立つため、ついたあだ名は「KG」。にもかかわらず変な所で常識的なのであまり印象に残らない。 他のキャラのストーリーの扱いでも、どちらかと言えば「情報を提供してくれる情報通」と言う脇役風の扱いが多い。最も多く出現する登場ステージがコミカルな「京都けんか祭」である点もそれを加速する。一応、本作初登場のボスキャラ豊臣秀吉と最も関係深いキャラ…と言う扱いの筈だが、その秀吉のストーリーに登場しないのも印象の薄い要因だろう。 性能自体も決して弱いわけではないが、他の主人公キャラである伊達政宗、真田幸村に比べテクニカルで玄人好みな感が強い。特に他に類を見ない固有技、「恋のかけひき(*11)」を使いこなせるか否かで、慶次の面白さは格段に変わってくる。この辺も主人公らしくないところである。 ゲーム外でも、サブキャラのはずの元親や元就にグッズ化の先を越されたりしている。 後のシリーズでは主人公を交代しているが、人気のある伊達政宗や真田幸村も同時に主人公の地位から退いているので、別に人気がないからと言う訳ではない…はず。次回作の『英雄外伝』から秀吉との友情を主軸にしたストーリーになっていきキャラ自体も深く掘り下げられている。 前作同様モデリングが微妙で、どんなイベントでもキャラクターの口が動かない。このため喋っているように見えず妙な違和感を感じる。そのため腹話術と揶揄された。 いつきストーリーではいつきが涙を流すので涙は流せても口は動かせない、という変なことになっている。キャラの口を動かすのとキャラの外側に涙を流させるのでは、確かに後者の方が楽だが、不自然さは否めない。 1作目ならともかく、2作目でも全く進歩していないのはさすがに厳しい感がある。 キャラクター間の性能バランスが悪い。 名乗りからして「戦国最強」と意図的な強キャラとして扱われている本多忠勝は別にしても、それ以外のキャラクターに差がありすぎる。特に武田信玄と長曾我部元親が「弱い」とされる。 武田信玄は、ほとんどの固有技のスキが極めて大きい。またパワータイプにもかかわらず通常攻撃の威力がさほど高くない。さらに前作からバサラ技の性能が大幅に劣化している。 このキャラのバサラ技は「周囲に隕石をばらまき、その間信玄本体は無敵状態で自由に行動できる」というものなのだが、隕石の密度が大きく減少し命中精度が非常に悪くなっている。 長曾我部元親は、攻撃力がかなり低い。敵を拘束する技や攻撃と同時に挑発してバサラゲージを貯める技、高速で移動しつつ同時に攻撃する技などが用意されているので本来はテクニカルなキャラとして設定されたのだろうが、拘束技はすぐ出るので連発できるが肝心の拘束時間が短く繰り返し使うことになり面倒で、挑発技はスキが大きすぎて使えず、移動技はジャンプ時と方向転換時しか攻撃判定が存在しない(しかも威力が低い)とロクな技がなく、結局チマチマとスキの少ない攻撃技で攻めていくことになる(*12)。 片や戦国時代を代表する名将、片や前作から高い人気を誇り満を持しての参戦。なのに、この扱いはどういうことであろうか。 また島津義弘もプレイヤーが使用した時に限り「通常攻撃の一撃目を外すと以降の攻撃ができない」という欠点がある。しかもこの一撃目の出が比較的遅い。 固有技は敵をなぎ払って吹き飛ばしてしまうもの(*13)、遠距離攻撃、絶大な威力を持つはずだがスキが異様に大きくまずあたらない単発技といったもので通常攻撃と共に利用するのも困難。 とはいえ前述の通り難易度は低いので、これらのキャラを使用したからと言ってクリアできないということはない。 固有技のバランスにもやや難あり。 他の固有技に比べて性能が高いためほぼ装備が固定されたり、逆に性能が低いためにほとんど装備されないものもある。 出が遅い固有技や終了時の隙が大きい固有技の中には、使用するとほぼ確実にヒット数が途切れてしまうものも多く、ヒット数を稼ぐ快感が大きいこのゲームのシステムとはあまり噛み合っていない。 数ある技の中でもチート級として名高いのが、砲銃類を駆使して戦う濃姫の「秋津の渡り」。両手に持った拳銃を連射する技なのだが、使用中は主観視点&固定アングルになる。射程・連射速度ともに攻撃手段の中では群を抜いている上にリロード不要で延々と打ち続けることができるため、死角からの奇襲や騎馬隊の突撃などに気を付ければこれ一本でノーダメージクリアも全く難しくない。 ただし、「秋津の渡り」含め一部の技は難易度「究極」のボスに対してあまり有効ではない(*14)。難易度「究極」までプレイしたかどうかによって技の評価は変わる傾向にある。 どんなやり方をしても、結局難易度はそこまで上がらないため、やり込み層からは微妙とも言われている。 とはいえ本作はストーリーとキャラクターがメインとなるゲームであり、むしろ初心者にターゲットを絞った結果とも言える。無駄に難易度が高いよりはこちらの方が良かっただろう。 やり込み要素の作業感が強い 全体的に全キャラで同じことを何度も繰り返さなければならず、無駄なプレイ時間稼ぎをさせているような仕様となっている。 各キャラの最強武器の入手条件は、大武闘会をクリアすること。最強防具も大武闘会の途中で入手する。つまり全員がこれをしなければいけない。 肝心の大武闘会の100回戦が長い。途中中断もできるが再開時はBASARAゲージと戦局ドライブ無からスタートなどリスクもある。 手にいれた直後は最強武器としてのレベルは1なのでMAX(100)まで他のモードで戦利品によって武器としてのレベルを上げる必要がある。 バサラ屋で購入できるものは限られており、上記の武具を相応の金額で解決するといったことはできない。全てのものを購入した後は金の価値はない。もう稼ぐ必要がないという気楽さはあるが。 その他ゲームバランス 1もだが弾き返しがあまり強くない。タイミングが少々厳しい上に弾いた直後には硬直があり、さらに敵の硬直のわずかなためきちんと反撃できるとは限らないのである。 ヒット数が100以降のときに攻撃を当てると、バサラゲージの増加量が半減するという謎の仕様がある。バサラゲージの最大値が増加して、さらに2本ストックが出来なくなったためバサラゲージが溜まり辛くなっている。 ヒット数を稼ぐのがウリのコンセプトに反しているため、なぜこんな仕様があるかは謎。ちなみに後のシリーズにも存在する。 ヒット数のカンストが99999で、カンストさせるとフィーバー状態に移行できなくなる(400ヒット状態になる)。 そのため、フィーバー状態になるには一度ヒット数を途切れさせないといけないのはストレスが溜まる。因みに後のシリーズも一貫してこの仕様。 総評 前作よりもさらにボリュームと爽快感がアップ。新キャラも(やや扱いが悪いが)概ね好評であり『戦国BASARA』シリーズでも『3』に抜かれるまでは最大のヒット作となった。 余談 約1年後に拡張版ディスク『戦国BASARA2 英雄外伝』が発売された。内容はリンク先を参照。
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2010-09-27 14 27 37 (Mon) 戦国BASARA 2nd 制作 Production I.G - 放送局 開始 時間 フレームレート 画質 【--】 TBS 2010-07-11 17 00 周期不定24fps,OP60i有 HD 戦国BASARA SubTitle Source Size crf fps time memo 第01話 「乱世再び!裂界武帝・豊臣秀吉降臨!」 TBS 295MB 21 9.77 fps 1h00m10s ノイズ多,OP24で処理 第02話 「失われた右目 切り裂かれた竜の背中!」 TBS 299MB 21 9.62 fps 1h01m07s - 第03話 「慶次対利家!手取川に咽ぶゆずれぬ想い!」 TBS 274MB 21 9.63 fps 1h01m03s - 第04話 「安土城の亡霊!?幸村を襲う嘆きと魔の咆哮!」 TBS 215MB 21 9.80 fps 1h00m00s - 第05話 「誓願の刻印!独眼竜対軍神 人取橋の対峙!」 TBS 281MB 21 9.81 fps 59m53s - 第06話 「脅威の豊臣・毛利同盟!海原を裂く覇の豪拳!!」 TBS 338MB 21 9.55 fps 1h00m55s - 第07話 「最南端・薩摩の地へ!幸村、新たなる漢の出逢い!!」 TBS 282MB 21 10.41 fps 56m27s - 第08話 「友垣との哀しき再会 猛執刻まれし日の記憶!」 TBS 247MB 21 10.50 fps 56m00s - 第09話 「竜と鬼 尾張の激突!爆走!伊達・長曾我部連合軍!!」 TBS 245MB 21 10.18 fps 57m09s - 第10話 「復活の若き虎!改造大要塞・日輪の脅威、東へ!!」 TBS 311MB 21 9.73 fps 59m47s - 第11話 「覇走豊臣大本隊!本気の慶次、断腸の抜刀!!」 TBS 274MB 21 10.25 fps 56m46s - 第12話 「蒼紅決死戦!激闘の果てに吹く風の音よ!!」 TBS 400MB 21 9.51 fps 1h01m07s - -第01話 「乱世再び!裂界武帝・豊臣秀吉降臨!」 Start:18 04 31.13 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"--------------------------------------------------------------------------------------------" End: 1 33 42.84 TOP -第09話 「竜と鬼 尾張の激突!爆走!伊達・長曾我部連合軍!!」 Start:23 05 35.52 "--------------------------------------------------------------------------------------------" "戦国BASARA 2nd 第09話 「竜と鬼 尾張の激突!爆走!伊達・長曾我部連合軍!!」.mp4" 入力ファイル BASARA-TBS01.avs avs [info] 1280x720p 0 0 @ 24000/1001 fps (cfr) x264 [info] using cpu capabilities MMX2 SSE2Fast SSSE3 FastShuffle SSE4.1 Cache64 x264 [info] profile High, level 4.1 x264 [info] frame I 327 Avg QP 16.81 size 58731 PSNR Mean Y 50.09 U 51.86 V 52.32 Avg 50.63 Global 50.31 x264 [info] frame P 14092 Avg QP 20.71 size 12087 PSNR Mean Y 47.40 U 50.67 V 51.24 Avg 48.25 Global 47.41 x264 [info] frame B 20467 Avg QP 24.17 size 2160 PSNR Mean Y 47.09 U 50.82 V 51.29 Avg 48.02 Global 47.10 x264 [info] consecutive B-frames 5.9% 36.5% 33.3% 12.7% 11.5% x264 [info] mb I I16..4 32.6% 35.8% 31.6% x264 [info] mb P I16..4 11.8% 0.0% 4.7% P16..4 19.5% 6.2% 3.7% 0.0% 0.0% 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"--------------------------------------------------------------------------------------------" "戦国BASARA 2nd 第09話 「竜と鬼 尾張の激突!爆走!伊達・長曾我部連合軍!!」.mp4" 入力ファイル BASARA-TBS01.avs avs [info] 1280x720p 0 0 @ 24000/1001 fps (cfr) x264 [info] using cpu capabilities MMX2 SSE2Fast SSSE3 FastShuffle SSE4.1 Cache64 x264 [info] profile High, level 4.1 x264 [info] frame I 298 Avg QP 17.05 size 63368 PSNR Mean Y 49.70 U 51.38 V 51.85 Avg 50.21 Global 49.84 x264 [info] frame P 13738 Avg QP 21.01 size 15375 PSNR Mean Y 46.96 U 50.10 V 50.63 Avg 47.77 Global 46.90 x264 [info] frame B 20844 Avg QP 24.24 size 3510 PSNR Mean Y 46.52 U 50.24 V 50.68 Avg 47.42 Global 46.41 x264 [info] consecutive B-frames 5.6% 32.4% 36.3% 13.9% 11.8% x264 [info] mb I I16..4 31.6% 37.5% 30.8% x264 [info] mb P I16..4 14.2% 0.0% 6.6% P16..4 21.0% 7.5% 4.1% 0.0% 0.0% skip 46.5% x264 [info] mb B I16..4 1.3% 0.0% 0.5% B16..8 18.1% 0.8% 1.0% direct 1.5% skip 76.8% L0 39.8% L1 54.0% BI 6.2% x264 [info] 8x8 transform intra 3.2% inter 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795: BASARA in 正月 こたつで寝正月を迎えるお館様 年越しの瞬間を居眠りで過ごし、翌朝本気で落ち込む幸村 量が足りず、寒空の下蕎麦を買いに走る佐助 交通安全のお守りを馬にかける政宗 伊達巻ばかり大量に作る小十郎 部下にお年玉を配る長曾我部 部下から初日の出の拝観料を取る毛利 拳で鏡開きをする秀吉 飛び散った鏡餅の破片を無言で拾う半兵衛 おみくじ代をタダにしろとクレームをつける顕如 いつきと蘭丸にせがまれて剣玉を教えてあげる長政 3人のために初めてお汁粉を作ったお市(何故か数の子が入っている) 神社で破魔矢を売っている巫女と話しまくる慶次 カルタ取りでは無敗の謙信 まつとお節料理作りに励むかすが 期待してポストを開けるが、年賀状どころかエビの頭が詰まっていて鬱になる光秀 信長様「濃、羽子板を持てぃ!」 顔が墨で真っ黒になった濃姫 でもちょっと嬉しそう 各家庭を回って何故かエビの頭を集める蘭丸 案の定餅を詰まらせる北条 その餅を掃除機で吸い出そうとする風魔 かまぼこを丸かじりする利家 まつ「板まで食べてはなりませぬ!」 栗きんとんにあたる家康 忠勝:門松形態 歌って踊りながら紅白を楽しむいつき 歌って踊りながら紅白を楽しむ今川 手水で打ち水を始めるザビー 振る舞い酒を何杯も飲む島津 年越しの瞬間にジャンプして地球上にいなかったと言い張る武蔵 他人の絵馬を見て一人ニヤニヤする松永 おみくじに「待ち人:来らず」と書いてあった三成 未だクリスマス仕様のやぐらに乗っている大谷 面白半分に巫女のバイトに応募したら採用されてしまい困る孫市
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PS2版が「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 依頼内容は「不安定/賛否両論/バカゲーが外された根拠、及び劣化点の加筆」です。 注意 このページでは、オリジナルである『戦国BASARA X』(不安定/賛否両論/バカゲー)と、同名のPS2移植版(劣化ゲー)を紹介する。 戦国BASARA X 概要(アーケード版) 本作の特徴(というか賛否両論点) 永久コンボ 援軍システム 問題点 毛利元就 伊達政宗 その他の問題点 評価点(?) 総評 余談 戦国BASARA X(PS2版) 概要(PS2) 変更点(PS2) 問題点(PS2) 評価点(PS2) 総評(PS2) 余談(PS2) 戦国BASARA X 【せんごくばさら くろす】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケード(System246/256) 販売元 カプコン 開発元 アークシステムワークス 稼動開始日 2008年4月9日 判定 ゲームバランスが不安定 賛否両論 バカゲー ポイント 『北斗』の再来クソゲーこそが褒め言葉格ゲー?いいえ戦国陸上です存在そのものがカオス元就様流石でござりまする稼働直後から過疎ゲーに原作ファンには黒歴史扱い 戦国BASARAシリーズ 果たし合え!燃え尽きるまで! 概要(アーケード版) 『戦国BASARA』シリーズのカプコンと『GUILTY GEAR』シリーズ等で有名なアークシステムワークスのコラボ作品。 …だったのだが、「開発は『北斗の拳』のチーム」との一報が入ると怪しい雰囲気となった。 そして、第1回のロケーションテストで人々が見たモノとは…。これに関してはニコニコ大百科参照。 本作の特徴(というか賛否両論点) 永久コンボ 『北斗』の再来と言うべきか、ほぼ全キャラが実戦投入可能な永久コンボ持ち(*1)。 本作の永久コンボは反復横跳び、フルマラソン、走り幅跳び、胴上げといった俗称で呼ばれ、ゲーム自体についた渾名は「戦国陸上」である。 トッププレイヤー達はあたかも呼吸をするかのように永久コンボを決めて画面を縦横無尽に跳ね回り、「戦国陸上部」「武将」「アスリート」などと呼ばれて恐れ親しまれている。 しかし、本作の永久コンボは「相手を倒せない」という特徴がある。 というのも、10Hit程度で入る大幅なダメージ補正と、それに比較して多い体力のため即死に至ることは少ない(*2)。 もっとも、相手がミスしない限りはそのままタイムアップまでもっていかれるので即死とあまり変わらず、コンボを食らっている側のプレイヤーはひたすらに暇。「永久食らってる間にジュース買いにいける」等と揶揄される。 あまりに待ち時間が長いため、一部プレイヤーは100Hitを超えたあたりでギブアップし、永久コンボを中断し補正を切った上で殺してもらっていたという逸話がある。 誤解されがちだが、補正は確かに大きいものの、実際の対戦でコンボが決まった時のダメージが少ないとは言い難い。研究が進んだ結果、真田幸村の「真田スペシャル」や長曾我部元親の「サマーループ」はプレイヤーのコンボ精度次第で3割超のダメージを叩き出すことができるようになり、豊臣秀吉やお市に至ってはワンチャンスから7割以上の体力を奪うことが可能となった(*3)。 このように研究が進んだことで、永久コンボの火力も当初からは全体的に伸びている。毛利や真田、慶次などは最低保証ダメージが高い必殺技を組み込むことができるため、現実的な範囲で即死を狙えるほどの火力を叩き出せる。 比較対象があの『北斗』であることに加え、稼動初期のイメージから「減らないゲーム」という認識が定着してしまったものと思われる。 当然ながら、これらの永久コンボの難易度は非常に高い。特にあるキャラの永久は練習中に誰もが一度は腱鞘炎になるなどと言われるほど。 永久コンボのみを語ればただのクソゲー扱いされて終わる程度のものなのだが、以下の「援軍」と組み合わさることで本作の異次元さが垣間見えてくる。 援軍システム Dボタン1つでの操作で各キャラ固有の援軍を呼ぶことができる。『KOF』におけるストライカーに近いものと捉えていい。本作における最重要システムであり、その内容や行動はここに書ききれないほど多岐に渡る。 援軍には1~100のレベルがあり、レベルが高いほど性能が高くなる。レベル50、100で性能が大幅に変化する。 レベルは時間経過で上昇していくが、仕様は少し複雑。試合中に最初に援軍を呼ぶタイミングが重要で、早く援軍を呼べばそれだけ早く援軍を使えるがレベルは低く、遅く援軍を呼べばそれだけレベルの高い援軍を使えることになる。 ただし、キャラによってはレベルが上がりすぎるとつながらなくなるコンボがあるため、ただレベルを上げればいいというわけではない。 また、援軍性能は要請した時点のレベルで固定されてしまう(*4)ため、操作ミス等で要請タイミングを間違えてしまった場合、その試合中はずっと低性能な援軍で戦わなければならない。 援軍には攻撃だけでなく「援軍カウンター」という『GGXX』のサイクバーストのような相手のコンボをカットさせる防御システムがある。 自身が食らい中に1ゲージを消費して発動でき、相手のコンボのみならず後述する一撃必殺技に対しても発動可能(*5)であり、基本的に相手のループコンボ・永久コンボから脱出する場合はこれを使う事になる。 しかしこれを使うと、成否を問わずに「援軍レベルが下がる」「援軍がしばらく使えなくなる」「使用回数に応じて援軍カウンターが弱体化していく」というペナルティがあるので、使いどころを間違えると大幅に不利になってしまう。 さらにこの援軍カウンターを防ぐ「援軍ブロック」というシステムもある。使用には1ゲージと少量の援軍ゲージが必要だが、成功すると相手を一時的に無防備な状態にでき、さらにコンボ補正が一度切れる(=コンボダメージが上がる)ので、成功すれば一気に有利になる。 これらの仕様のため、本作における永久コンボには『北斗』や他の格ゲーのような確実に試合を終わらせる連続技というだけでなく、相手に援軍カウンターを使わせることによって相手の援軍の使用を禁止させ、多対一の状況を強要することと、援軍レベルを下げさせることで相手の援軍性能を低下させ、火力や永久コンボ、立ち回りの性能を削いで試合全体の状況を有利にするという重要な意味合いを持つ。 永久コンボと援軍、そしてそれらに伴う立ち回りと状況判断こそが対人戦の駆け引きにおける最大のファクターであり、そもそも永久コンボを使えない事にはまともな勝負ができない。即ち永久コンボが基本コンボという凄まじい状況になっているのである。 もちろん永久コンボ以外にも有用なコンボはいくらでもある有るので、永久さえ習得すれば後は要らないと言う訳ではない。 また、基本的には永久コンボを眺め続けなければいけないのは何もできないor死んだ方が得な状況で致命打を食らっている場合ぐらいであり、先述したような「何もすることがない」という状況は割と少ない。 各種リソースに常に気を配り、コンボを狙いつつ相手のコンボを食らわぬように慎重かつ大胆に立ち回り、永久コンボに入った場合は正確な操作を要求され、永久コンボを食らった場合は状況を素早く判断して対処に移す。このように、ある程度の腕前以上になると退屈には程遠いシビア極まりないゲーム性になる。 前述の援軍カウンターや援軍ブロックも、外した場合は使用した側が不利になるため適当に振っていいものではない。特に援軍カウンターは相手本体と援軍両方に当たるタイミングで使用しなければ不利になりやすいので、基本的に永久を食らっている時は非常に難しい状況判断が迫られる。 援軍を利用した行動も多岐にわたり、「どのタイミングで援軍を要請するか」「どのタイミングで援軍を使用するか」「どのタイミングで相手のコンボをカットするか」などといった状況判断が果てしなくややこしい。 トッププレイヤーたちの間では「永久コンボを食らったが、コンボカットしても体力差的に逆転は難しいため諦めて死ぬ」「自分の援軍性能が目標に達したので、相手の援軍性能が上がり切らないうちにわざと死ぬ」「相手が援軍使用不可能なうちに死にたかったが、相手に読まれて殺してもらえなかった」などという異次元の駆け引きが繰り広げられている。 そして一番厄介なのが、こうした援軍システムの使い方・駆け引きを理解した先にこのゲームの本当の楽しさがあるという点。永久コンボも含め、とてもライトユーザーが気軽に手を出せるゲームではない(*6)。 問題点 毛利元就 …が、北斗のように出来の悪いクソゲーに見えて実は高次元で絶妙なバランスが取れているという幻想をあっさり粉々にするキャラクターが本作には存在する。毛利元就(通称:オクラ)である。 あの「ジョインジョイントキィ」ですらかわいく見えるほどの歴史的壊れキャラと名高く、戦国陸上部名誉顧問として武将(あるいは戦国陸上部員)達の尊敬と憎しみを集めている。 + 毛利元就の性能について 援軍「毛利軍」 まず全キャラ中ダントツでゲージ効率が良い。他のキャラが3回連続までしか使えない援軍を6~7回連続くらいは平気で使える。 援軍レベルの上昇も圧倒的に速い。本作には援軍の性能が特殊で制約が多いキャラは援軍レベルの上昇が速いように調整されているのだが、それすらもぶっちぎって全キャラ中最速である。 援軍の性能も猛烈に高い。中でも特にぶっ壊れているのが「令・槍兵前進」である。 本体の後ろから槍を持った兵士を突進させる技なのだが、これが「出がかり2F無敵」「コマンドいらずのワンボタン入力」「本体はノーモーション」「発生保障つき」「強判定かつ高威力」という素敵な性能を誇る。画面端に追い詰められても援軍ボタンを連打しているだけで切り返せてしまい、一発刺さればそこから永久コンボに移行可能。 その上出てきた槍兵は本体で殴って飛び道具にすることもでき、ついでに自分のパワーゲージが増加する。名無しの雑兵ってレベルじゃねーぞ! 毛利の同キャラ戦ともなればもはやSTGと言った方が適切であり、お互いに距離を取って槍兵を出しまくり吹っ飛ばしてゲージ回収をしつつ事故を待つという地獄絵図が展開される。画面内を血飛沫のように槍兵が飛び交う様は「戦(IKUSA)」と称され、「どっちの槍兵だよ」と叫びたくなること請け合い。 ちなみに、槍兵どうしがぶつかると大方は相殺して終わるのだが、時たま片方の槍兵が一方的に勝つという不思議現象が起こる。戦国陸上部の解析班によると、槍兵は走行中に攻撃判定が上下しており(*7)、ぶつかった瞬間攻撃判定が上にある方が勝つということらしい。このため、 オクラ同キャラ戦は対策出来ない運ゲーと化している 。 本体の性能 「ここまで酷いのなら援軍がいなければ最弱なのでは?」そんなことは一切ない。本体性能も最強クラスである。 通常技はリーチと判定に優れた技を取り揃えている。特に長いリーチと凄まじい判定と隙の無さを併せ持つしゃがみBは超強力で、これをぶんぶん振られるだけで地上戦が終わってしまうとまで言われることも。 そして凄まじい判定を持つ上に発生が異常に速い立ちBや前方3キャラ分ほどに加えて真上付近をもカバーする恐ろしい判定の広さを誇り、さらに上半身無敵が付いているエリアル攻撃などを持つことから対空がこれまた超強力。前述のしゃがみBで地上戦を嫌がって相手が飛ぶと、今度はこれらの強すぎる対空技で叩き落せてしまう。 さらに本体の喰らい判定がやたら小さく、専用のコンボを組まなければコンボが非常に失敗しやすい。後述の先の手「発」などの存在もあって、援軍がいなくても普通に戦えてしまう。 トキはナギッが無ければ弱キャラと言われている(*8)他、某武将曰く「トキと毛利では毛利が8 2有利」とのこと。それくらい異常に強いのである。 一応、単体では切り返しがガードキャンセルくらいしかないという弱点もある…のだが、このガードキャンセルがエリアル攻撃と同モーションで非常に範囲が広く、ガードされても硬直差が-2Fしかないので反確を取れる技が異常に限られるとこれまた超強力。無法にも程がある。 先の手「発」 ガード不能で持続が長く、当たれば追い撃ち可能という設置技。 画面端でダウンを奪ったら設置技→追い撃ち→ダウン→設置技のループでほぼ勝利が確定する。 「伊達政宗」「前田慶次」「長曾我部元親」はバックステップの無敵時間がこの設置技の持続時間より短いため、起き上がりに合わせられると実質的に回避不能。他のキャラについても毛利側がミスしない限り回避は極めて困難であり、「常識があればこんな技は実装しない」とまで言われる超絶なクソ技である。 なお、古参陸上部の証言により、ロケテの段階ではガード不能属性がなかったことがわかっている。つまりこの技は調整ミスや調整漏れの類ではなく、調整した結果こうなったのである。アークの開発部は本当に何を考えているんだ…。 その一方で、「上杉謙信」は下段技のはずの小足が驚きの中段判定という訳の分からないバグを所持していた(*9)のだが、ロケテから正式稼動に至る段階で修正されている。どうしてこうなった。 禁じ手「縛」 相手の援軍使用を禁止するという特殊効果を付加する超必殺技。先のシステム説明を読めばこの効果がどれだけヤバいものかは簡単に想像できるだろう。 この技をコンボに組み込んだ上で追い討ちをかけ、前述のガード不能ループや永久コンボにもっていくことが可能である。こうなってしまったら毛利側がミスしない限り脱出不可。いったいこいつをどうしろと。 毛利軍終局采配 本作にもアーク恒例の一撃必殺技システムとして「一撃BASARA技」が存在する。決まると演出と共に初代主題歌「crosswise」が流れ、BASARA K.O.となる(*10)。 しかし、「スタイリッシュポイントが一定値に達したあと、一撃準備という前動作を挟む必要がある」「一撃必殺技を発動しても暗転を見てから援軍カウンターで割り込まれる」という点から対戦で一撃必殺技を決めるのは非常に難しいのだが毛利だけは別。 援軍使用を禁止した上で「戦国フルマラソン」と呼ばれる永久コンボに移行し、吹き飛び中に一撃準備を仕込むことで、一撃技による感動のフィナーレを迎えることが可能となっている。このため「オーモーイーガー」の発生元は今なお9割方毛利である。 このゲームの一撃技は全体的に地味なのだが、毛利だけは例外で、他のキャラと比べても異常なまでに派手で手が込んでいる。こうした事情から、「スタッフが意図的に優遇したキャラ」と言われることもある。 これらの性能をフル活用する事で、「画面上を容易く制圧→しれっと『発』を絡めたガー不連携→『縛』で脱出手段も封印→脱出不能な『発』永パ完成」という流れにいともたやすく移行可能。 要するに、他のキャラが「援軍を絡めた触り合い」「永久コンボとカウンターによるリソースの駆け引き」などと真面目に勝負を頑張っている中、一人だけ全く別の高次元からゲームを粉砕している。これこそ毛利だけが絶対的に君臨する所以である。 一応、毛利にも(当然ながら)比較的簡単かつ始動も容易な永久コンボは存在しているのだが、それを使用する必要など全くない。 永パのほうがコンボ補正を切れるぶん減りやすいし、操作も簡単。永久コンボなどわざわざ選択するよりも確実に勝てるのである。そのため、毛利の永久コンボは舐めプとさえ称される。永久コンボやぞ こんな毛利に他のキャラを使って勝つ方法は「援軍が来る前に速攻で1R目を獲り、そのまま押し切る」ことのみ。 しかし、このゲームはキャラ本体の攻撃を当てるだけではかなり多くのヴァイタルソース(回復可能体力)が残る仕様となっている。これが災いし「開幕から必死に攻めて体力ドットまで追い詰めたのに毛利の援軍が来て巻き返され、コンボされてる間に体力半分くらいまで回復されてた」なんてこともザラ。 そしてそもそも、毛利の援軍がLv100になるまでの時間的猶予は約50秒。その短時間さえしのげば、毛利側は自然回復と高火力な永パを行使できるため、どうとでも逆転できてしまう。 「毛利戦は体力1割まで追い詰めたとかじゃ全然惜しくない」などという名言も生まれた。体力1割まで追い詰めたとしても、毛利の圧倒的優位はまったく揺るがないのである。 あまりのぶっ壊れた性能から、全キャラに最低でもダイヤグラム7 3以上の有利を付けられるとされる。 あのトキでさえ研究が進むにつれ「突き抜けた壊れキャラではない」という結論に至ったにも拘わらず、毛利は「どんな戦法が見つかろうが毛利一強は絶対に揺るがない」と断言されるほど。それどころか「毛利にはまだ伸びるところが沢山ある」とまで言われている。やめろ。 一部キャラとはもはや対戦が成り立たないレベルのキャラ差があり、毛利乱入は「さっさと終わらせて飯食いに行こうぜの合図」などとまで言われている。 そんなオクラの抱える数少ない欠点は「相手が簡単に死にすぎる」事である。 勝てば勝つほど流れ作業的になって行き、オクラを使っての野試合は自分が飽きるのが早いか、対戦相手の根気or資金が尽きるのが早いかというマネーゲームの様相を呈する。 「毛利は金で殺す」とはある古参武将の弁。これ福本のギャンブル漫画じゃねーから! と言うより、勝てば勝つほどどころかまず誰も対戦してくれない、という事態は頻繁に起こる。CPUは友達! そういった事情もあり、これだけ簡単に勝てるキャラながら、初心者が使う上でも全くお勧めできない。 対戦をしてもらいづらい土壌もさることながら、いざ対戦になっても全く手加減をしてもらえない。たとえ初心者だろうが毛利相手に手加減などすれば、敗北するのはこちらだからである。 真面目な理由としても、こんなバランスの悪いキャラを使っても、このゲームのノウハウを学ぶことは難しい。他のキャラを使用する経験としても大して有効ではないと言える。あと新たな毛利使いを生み出したくないという政治的理由により老舗攻略サイトから毛利の攻略情報が丸ごと消えた等の事情もある。 また、「選んだ時点でめんどくさい顔をされ、勝っても白い目、負けたら"毛利使って負けた道化"扱い」というヒール役になりやすいため、「使い続けるには鋼鉄のメンタルが必要」「 真にキャラ愛が必要なのは伊達より毛利 」とも(やや冗談交じりに)言われる。あまりに簡単に勝てるキャラを使い続けるにはある種の精神力が必要なのだ。 伊達政宗 逆に伊達政宗(通称:農民、バナナ)はそれとは正反対の超絶弱キャラ。原作ではメイン主人公の扱いであるキャラクターを最弱にするとはある意味恐れ入る。 「攻略サイトで"絶対に本キャラにしてはいけない"と書かれる」「レシオ制大会で前代未聞のレシオ0」「ランダムセレクトで伊達を引いてギャラリーから"ざまあ"の大合唱」など、逸話には事欠かない。 + 田舎農民の弱さ 「飛び道具」「無敵対空」「突進技」「当身」といった格ゲーの基本要素を網羅したスタンダードなキャラなのだが、どれもこれも他のキャラの下位互換。悲しいほどの器用貧乏さにより「1人だけゲームに参加できていない」「武士じゃなくて農民が混じっている(足軽ですらない)」とまで言われている。 彼を象徴するのが無敵対空技の「DEATH FANG」。溜めの後に片腕を振り上げて上空に突き上げる昇竜拳タイプの技なのだが、無敵が振り上げ初めつまり攻撃判定が下の方の時に消える上「ヒットしても援軍でフォローしなければ受身から反撃される」という斬新な性能であり溜めのポーズがガッツポーズに見えるのもあって「あれはただのガッツポーズ」などと言われてしまっている。 「ガッツポーズに無敵がついてるとか高性能すぎる」という意見も一応ある。 一方「真田幸村」の無敵対空技である「虎炎・参」は極めて長い無敵時間を持ち、カウンターヒットから永久コンボに移行することもできるという無法な強さを誇る。原作では対等のライバル関係なのに…。 その上座高が「本多忠勝」「豊臣秀吉」に次いで3番目に高く、昇り中段が刺さりやすい。陸上部員からは「農作業のしすぎで腰を悪くしたから」と言われている。 そして一番の問題は「永久コンボがキャラ限定かつゲージ必須」ということ。他のキャラがワンチャンスから永久コンボに持ちこんで勝利を確定させられる中、彼は何度も読み合いに勝ってターンを奪い、体力を削り切って勝たねばならない。 無理矢理探せば「単発の火力自体はそこそこ高い」「中段攻撃が全キャラ中唯一ジャンプキャンセル可能」「一撃技がオクラに次いで使いやすく、ほぼノーモーションで撃てる上に範囲も横一直線と広い」といった長所はあるが、永久コンボができて当たり前の戦国陸上界においては「だから何?」というレベルの話でしかない。 一応フォローしておくと、普通の格ゲーに出ていたとすれば少なくともダントツの最弱キャラでは無く、そこそこ戦えることが某界隈で実証されている。え?格ゲーじゃないのかって?本作は戦国陸上です。 ちなみに「農民」の由来は「武士と言えるほど強くない」から。「バナナ」の由来は「兜の装飾がバナナに見える」「ゴリラ(秀吉)にめっぽう弱い」から。 一時期、前田慶次が最弱の座に位置していたが、慶次に強力な永パが発見された事でめでたく伊達が最弱に返り咲き今に至る。因みに、慶次最弱説が流れていた頃も古参プレイヤーからは「伊達最弱の方が面白いから伊達でいいよ」という政治的理由で伊達は慶次とともに最弱と呼ばれ続けていた。流石奥州筆頭、貫禄が違う。 「高すぎるキャラ性能に振り回されてしまう」「秀吉戦は限りなく詰みに近い五分」などという名言もあり、「強さはどうでもいい。かっこいいから使う」と言い放つプレイヤーもいるなど、ネタ的には非常に愛されている。そこは腐っても原作での人気ナンバーワンキャラといったところだろう。 実際に大会で伊達を使ったプレイヤーが優勝したこともあったりする。 一応「前田慶次」相手には5分からやや有利がつき、多くのキャラを苦しませる「真田幸村」相手にも6 4不利程度で済んでいる。「長曾我部元親」「本多忠勝」あたりは確実に7 3不利以上がつくが、永久コンボ対応キャラということもありプレイヤースキル次第で「果てしなく遠いがワンチャンは一応ある」と言われている。 「豊臣秀吉」相手は前述の名言通り、このゲームにおける詰みカードの一つとして知られる(*11)。毛利相手については言わずもがな。ワンチャン?ありません。 伊達の弱さは原作ファンから批判される原因のひとつとなっていたが、最近では原作ファンからも「ボコボコにされる政宗かわいい」との声も聴こえるようになった。 その他の問題点 『北斗』と同じく、やっぱりキャラは10人しかいない。キャラゲーを原作としていることもあって、この点は特に批判が多い。 本作では援軍システムが中核になっているため、援軍として登場しているキャラも含めればそれなりに数は多いと言える。 バグ、フリーズが非常に多い。 ただし、フリーズはともかくバグについては戦法として活かせるものも多い。 一撃必殺技が北斗に比べて非常に演出が地味であり、「手抜き」と揶揄されることが多い。 全キャラが地味と言う訳ではなく、かなり派手な上にネタとしても面白い「真田幸村」「毛利元就」を筆頭に、そこそこ派手な「本多忠勝」「織田信長」、技自体は地味過ぎるがその後の専用勝利演出が派手な「前田慶次」など、凝っているキャラもいる。 また、家庭用追加キャラの二人も、「片倉小十郎」は非常に地味ではあるがむしろそれがキャラに合っていて逆に高評価。「竹中半兵衛」はネタ的な意味で幸村と並んで神がかっている。 一方、「お市」「長曾我部元親」「豊臣秀吉」「上杉謙信」の地味さはフォローしきれない。特にお市の地味さは凄まじく、また謙信の「最後に上昇したかと思ったら何もせず終了」と言う肩透かしぶりも良く言われるところ。 「伊達政宗」は地味と派手の中間ぐらい。とはいえ一撃技の中では射程が長く性能は良い。 評価点(?) キャラの一強一弱は揺るぎないが、それを差し引けばいろいろぶっ壊れていながらも大体のキャラが実戦で戦えるバランスにはなっている。最近の研究によって真田幸村がランク2位(*12)につけているものの、 それ以外のキャラ同士に関しては相性次第であるとされている 。 毛利・伊達・真田を除いた7キャラには必ず1人以上天敵となるキャラが存在し、チーム戦での被せ合い(オーダー)の駆け引きが非常に熱いため、プレイヤー間では団体戦向きのタイトルとされている。 ルールによっては最強の毛利(鬼札)も最弱の伊達(様子見・鉄砲玉・道連れ用)も非常に重要なポジションを担う事になるので、寂しい思いをする事もなく大いに盛り上がれる。 なお、毛利がいる場合は当然のごとく各軍の大将を任されることになり、他の面子は「捨て駒」と呼ばれる。毛利からすれば真田だろうと伊達だろうと別に大した違いはないのである。元就様流石でござりまする。 もっとも、「戦えるバランス」というのは本作の相当難解な仕様を把握し活用できることが前提である。バグ・永久コンボ・援軍絡みの戦術といった戦国陸上のレギュレーションを正しく理解していなければ、たとえ毛利を使っていても何もできないままやられてしまう。こういった点においてはまさに『北斗』にそっくりである。 逆に言えば、戦国陸上のレギュレーションを正しく理解していない、或いは理解したくてもハードルが高すぎて理解不能に陥ったが故にクソゲーという判断を下すプレイヤーも多い。 極まったレベルの対戦は『北斗』と同じく格ゲーの常識を超越した現象が頻繁に起こる。このため、傍から見ている分には非常に面白い。 特に「お市」の人気は高く、「小足から即死コンボ」「登り中段から即死コンボ」「無敵昇竜割り込みから即死コンボ」「ブロッキングから即死コンボ」と圧倒的なエンターテイメント性を発揮している。中でも永久連続ガード連携である「フンフンディフェンス」のインパクトは凄まじいものがあり、ガードしているのに普通にコンボ当てるよりも体力を削って即死させるという戦国陸上の真髄を味わうことができる。 もちろん、そんなに無茶な永久があるからと言って強すぎると言う事はない。何かがおかしい。 BGMの評判はそこそこ高い。サウンドトラックも発売されている。 アークゲーの例に漏れず、キャラ絵のクオリティは非常に高い。線画担当は『BLAZBLUE』の森氏。 キャラが非常によくしゃべる。何もしていなくてもしゃべりまくる。ゲームを丸々一本作れるほどの容量をボイスに費やしているとさえ言われるほど。 戦闘中の特定の状況で発生する台詞は一方がしゃべった後、もう片方が返すようにしゃべるという掛け合いのような形式になることもある。さらに、これらの台詞の多くは相手のキャラによって変化するというかなり手の込んだ仕様となっている。 OPの出来が本当に素晴らしい。『英雄外伝』のものと比べてもクオリティの差は一目瞭然である。 ちなみに制作はSTUDIO4℃が担当。「プレイされてない時に流れるムービーの出来がいい」というのはある意味皮肉ではあるが。 そして主題歌(およびBASARA K.O.ジングル)に初代のテーマであるT.M.Revolutionの「crosswise」が再び起用。ハイクオリティのアニメが人気曲をバックに流れるこのOPはファンにとっては正に感動ものである。 総評 総合的には『北斗』同様に「印象に残る面白いクソゲー」「愛されるクソゲー」であるとされる。 クソゲーといわれるとネガティブなイメージが付きまとうが、本作のソレは寧ろ褒め言葉であり壊滅したバランスそのものを楽しむゲームとも言えるだろう。 しかしその領域に達するには尋常ならざる努力が必要であり、初心者にはハードルがあまりに高すぎる。 それどころか中・上級者も頭を抱える複雑怪奇なゲームシステムが、女性やライトユーザー層のファンに拒絶された部分が大きい。 基本コンボからして難易度が高く、『ギルティギア』『北斗の拳』等に慣れた人間でも繋ぐのが難しい。 それに加えて減らない永久コンボ、異常に強い毛利、全体的な作り込みの甘さといった問題がコアゲーマーをも呆れさせた。 あっという間にゲーセンから撤去され、各都道府県・各地方のゲーセンから"1つ"見つけることすら困難な状況となっている。 結果同じく世紀末ゲーに分類されている『北斗の拳』ほどの評価は得られず、ほんのごく一部、ある意味で"極まった"格ゲーマーくらいしか遊んでない状態であり、原作ファンは"ほぼ皆無"に等しい。 とはいえ北斗の後継作として見られる事の多い本作だが、北斗と比較してディスるのは避けるべきである。 少しの共通点で劣化版のレッテルを安易に貼り付ける風潮は宜しくない。 そんな中でも一部のプレイヤーによって研究・対戦・布教が続けられ、現在では幾らか対戦事情は持ち直しているのだから。 余談 余りにトンデモない内容のため、カプコンを怒らせたとも言われ、原作ファンの一部からは黒歴史認定されている(*13)。 しかし公式サイトの『戦国BASARA』シリーズ表にもきちんと記載されており、『3』では本作オリジナルの技を一部逆輸入している等、公式に黒歴史認定されたという訳ではなさそうである。2011年1月のファンイベントでも紹介された。内容は伊達と毛利の会話だったとか…。 格闘ゲームは熱心なプレイヤーが特に多いジャンルであるが、その中でも本作のプレイヤーの本作にかける熱意はそれはそれは凄く病人とさえ呼ばれるほど。ここまで愛してもらえれば開発スタッフも冥利に尽きることだろう。 この手の過疎ゲームの常として、トッププレイヤーは東京に一極集中しており、対戦環境が整っていない地域も多い。そもそも東京でさえろくにインカムが稼げず、対戦しようにも筺体を置いているゲーセンを探すのが一苦労という有り様であった。 そんな中で筺体撤去の恐怖に耐えつつ孤独に走り込みや研究を続けてきた地方プレイヤーの一部は完全に手遅れな領域に達してしまい、「灰皿に1万円分の硬貨山積み」「40連敗しても笑顔」「東京まで(新幹線で)たった3駅です」「対戦のために新潟から一騎駆け余裕でした」「布教のために家庭用を5つ所持」「対戦が楽しすぎて財産20円」と数々の伝説を産み出している。 そしてついには海を越えて中国より武将が来襲するに至った。曰く「(飛行機で)一本です」。このように、プレイヤーの病気っぷりということなら圧倒的に他の追随を許さないゲームである。 中でも特に本作の熱烈な愛好者として知られているのが「クソル」というプレイヤー。 闘劇 09においてタツカプで優勝した際に、優勝者インタビューの時間約5分をほぼすべてこのゲームの宣伝に費やした ことはあまりにも有名。 その成果があったのかどうかは不明だが、闘劇 10の種目として一時的に採用された。一番驚いたのが当の陸上部員たちであったことは言うまでもない。 憶測が憶測を呼び、「タツカプ覇者が闘劇優勝賞品の"何でも願い事が1つ叶う権利"を行使した」という説まで飛び出したほど。当の本人はしっかりと全国一番乗りで闘劇出場を決めており、彼の戦国陸上に対する愛の深さが窺えるエピソードとなっている。 当初は「ワンチャンオクラ16人まである」「そもそも地方予選ができるのか怪しい」などと言われていたが、江戸在住の戦国武将による布教兼遠征や隠れ地方武将たちの奮戦もあり、各地で熱い予選が繰り広げられた。 ある予選では参加者が4人しかいない(そのうち2人は記念参加)という有様だったが、一応その予選で勝ち上がった武将も有名な格闘ゲームプレイヤーで腕は確かである。 闘劇本戦も「いきなり筺体が故障」「初戦から家康誘拐(*14)」「画面が変わったらオクラがマラソンしていた」など数々の珍事・伝説を残し、大きな盛り上がりを見せた。 1回戦でオクラ2人が沈むという波乱もあり、決勝は全一オクラ使いVS全一秀吉使いという組み合わせに。それでも結局はオクラ側が勝ち、ヤジや声援が飛び交う中でにこやかにコンボを完走しての閉幕となった。 2012年春、米国で開催された『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』の大会に参戦。日本最強のUMVCプレイヤーと呼ばれていた彼は、現地でも指折りの強豪と名高いプロプレイヤーと当時の強チームを正面から打ち負かし観客の度肝を抜いた。堂々勝ち名乗りを上げる彼の手には本作のPS2版ケースが! これで勢いに乗ったのか、その後も彼は次々と現地のトッププレイヤー達を蹴散らし、なんとなんと優勝(*15)してしまった。大会終了後は現地プレイヤーにお金と威信を賭けてのマネーマッチを挑まれまくったものの、本作での対戦を薦めて逃げ切るという、はたから見ればおちゃめな撤退をしたとか。 戦国BASARA X(PS2版) ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 プレイステーション2 発売元 カプコン 開発元 アークシステムワークス 発売日 2008年6月26日 定価 通常版 6,290円限定版 8,390円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 劣化ゲー 概要(PS2) プレイステーション2への移植版。 変更点(PS2) 追加要素として「片倉小十郎」と「竹中半兵衛」が使用可能になっているが、この2人も当然のごとく実用的な永久コンボを持っている。 そして小十郎は明らかに伊達より強く、主君の立場がまるでない。しかも「本体性能自体は問題無いが問題は援軍の伊達が弱いこと」と言われているなど、ここでも確固たるネタっぷりを披露している。 竹中半兵衛に関しては、全キャラ共通のスタイリッシュポイント(溜まるとパワーゲージの増加率が上がる他、相手を一発で葬る一撃BASARA技が使用可能になる)が獲得できる行動をしてもポイントが加算されない物があり、一撃BASARA技のロックが外れるとフリーズする、宇宙旅行していても絶対に途中でズレて落ちるなど、作りかけ感が凄まじい。 アーケード版には画面外に天井があるのだが、家庭用には存在しない。このため、「宇宙旅行」と呼ばれる永久コンボが成立しなくなるケースが増えてしまい、家でアーケード同様の対戦をするには問題がある。 厳密に言うと、二段ジャンプや空中ダッシュで高度調整を行うコンボレシピが成立しなくなる。高度調整を行わないレシピならば永久となるため、宇宙旅行自体が全部不可能となる訳ではない。 ゲージ増加量がアーケード版より多い(*16)他、長曾我部元親の小判獲得レートの持ち越しがない、織田信長の慟哭スル魂・波動の判定の大きさが違う、お市戦での当身フリーズが修正されているなど細かい差異があり、コンボやゲージ回収量の最終確認は実試合・アーケードで行わなければならない。 問題点(PS2) アーケード版にあった本多忠勝の飛行突進KO、本多忠勝・上杉謙信の援軍アシストで長曾我部元親のカラクリ兵器を破壊した場合のフリーズ現象は修正されているが、本多忠勝・竹中半兵衛に新たなフリーズ現象が出てきてしまっている。 これ以外にも、初期型付近の古い型番のPS2では織田信長使用時にトレーニングモードでフリーズが頻発するなど、バグ・不具合の多さは払拭できず、良移植とは程遠い。 また、トレーニングモードもアーク家庭用恒例の不親切極まりなさで、援軍レベルが非常にコンボ面で重要であるにもかかわらずLv指定が0、50、100しかない。ガードの指定もランダムガードや、特定方向のみのガードなどの指定がなく、連携の練習にはメモリー機能を駆使しなければならない。 例えば、援軍Lv55から成立するコンボを確認しようとすると、「メニュー ⇒ 援軍Lv50固定 ⇒ 戻る(援軍Lv50が適用される) ⇒ メニュー ⇒ 援軍Lv増加通常 ⇒ 戻る(援軍Lvが50から増加) ⇒ Lv55まで待つ ⇒ 要請 ⇒ メニュー ⇒ 援軍ゲージ量無限 ⇒ 戻る(援軍が即到着)」として初めて確認できる。やってられるか! 評価点(PS2) 既存のコンボを練習する分には全く問題ない移植度なので、ゲーセンデビューを考えているならば買って損はない。 総評(PS2) 『北斗』と同様アーケード版に忠実な移植とは言い難い。何故こうも移植で失敗するのか。しかも北斗と異なり、本作はアーケード版の使用基板がPS2の互換基板である。その割にいくらなんでも劣化が目立ってしまっている。 しかしアーケード版を設置しているゲーセンが稀少な上、必修コンボ難度がかなり高いゲームのため、戦国陸上部に入部したいならば必携の品と化している。 余談(PS2) 初回限定版にはおまけとして豪華声優陣による読み上げボイス付きかるたが付属している。これがかるたのくせに「読み上げるフレーズの最初の文字と取り札の文字がまるで一致していない」「本編に登場していないキャラが平然と絵札にいる」「稀に見る"ん"の札あり」という強烈な仕様であり、本編に負けず劣らず油断のならないバカゲーとなっている。 そしてこれ自体でも某ゲーセンで大会が2度行われており、第1回は動画も公開されている。いい大人が元日のゲーセンに集合し、顔出しでガチのかるた対決をやっている姿は各所に衝撃を与えた。 そんな魔窟ぶりか、攻略サイトにもきっちりかるた攻略が載せられているとか。恐るべし、戦国陸上部。
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/894.html
【作品名】戦国BASARA 【ジャンル】ゲーム 【名前】真田幸村(BASARA) 【属性】天覇絶槍 【年齢】17歳 【長所】関係ないけど史実だと伊達政宗と同じ年だったりする 【短所】幸村「お館様っ!」 信玄「幸村っ!」 幸村「お館様ぁっ!!」 信玄「幸村ぁっ!!!」 (以下エンドレス) 【備考】設定年齢。ちなみにBASARAで設定年齢がはっきりとあるのはこのキャラと伊達政宗だけ。 vol.2